カンボジアの人々は自然を愛し、緑を好む。
その為、家やレストランなど、実に多くの場所でこういった植木や鉢植えを見かけることだろう。
そして、その中にはハス等といった水生植物も見られる。
こと蓮の花においてはカンボジアの宗教である仏教に深く結びついていて、土地の人々にとって特別な花として位置づけられている。
しかし、こういった水生植物は大量の水が必要な為、その育成には危険も伴う。
それは、「蚊」
蚊はマラリアや脳炎、デング熱などの病気を媒介する衛生害虫として広く知られている。ここカンボジアでは交通事故と同じくらいに気をつけて頂きたい。
そしてこういった流れのない水では蚊の幼虫であるボウフラが発生しやすい。
では、カンボジアの人が何も対策をしていないのかというと、そんなことはない。
その為の対策が魚。
特にグッピーは、止水や汚水でも生きられる程に丈夫で、見た目も美しく、ボウフラを好む。
花を愛で、魚を楽しみ、蚊も防げる。
これぞ生活の知恵だな。
余談だが、蚊に刺された時は、上から叩き潰すより、横に払うほうが痒くない
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