この市内の洪水により、スナーダイ・クマエ孤児院内も、水浸し。
子供達は大丈夫なのかと心配していたが、むしろこの状況を喜んでいるようにも見えた。
「あそこに鯰がいます」
「こっちにも!」
水面に目を凝らすと、確かにあちこちで魚が泳いでいる。
最年長のサイハー君は、早速、魚を捕まえていた。
「さっきはもっと大きいのを捕まえました」
と、ツアーの参加者に得意げに話をしていた。
水ある所に魚あり。
そう呼ばれるカンボジア。
確かに、少し水があれば魚が泳いでいる。
土地の豊かさ。
そして、この状況を楽しむ前向きさ。
それは心の豊かさに直結するのではないだろうか。
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