雨季になりました。
日中は天気良く、暑いものの、夕刻頃になると、だんだんと湿気が多くなる。
少しずつ雲が出始め、そして風が吹き始めたら、アウト。
1時間近く、強烈なスコールが襲ってくる。
これが毎年10月末まで続く雨季。
雨が降るまでは、とても湿気が多く、日中の気温の高さもあり、体調を崩しやすい。
また、ぬかるみが増え、遺跡には苔が生え、足元が悪い箇所も増えてくるので注意が必要だ。
「巷に雨の降る如く、わが心にも涙ふる」
ヴェルレーヌのこの詩のせいではないと思うが、雨に良い印象を持たない人も多い。
でもカンボジアの雨は恵みの雨。
農作物へ、家畜へ、自然へ、人への雨。
私は雨の降り始めと、降った後の空が好きで、雨が降るとカメラを探す癖がついた。
雨上がりの空は、透き通るように美しい。
周囲の緑も、以前より色が濃くなっている。
湿気もなくなり、涼しく快適になる。
雨季は雨が多く降る季節ではある。
それと同時に水が豊富で、緑が豊かな季節でもあるのだ。
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