先日「村の小学校の子供たちに体育を教える活動」で訪れた村で、ある男の子が珍しいものを首からぶら下げていた。
最初、お守りかなと思い、よく見せて貰おうと近づくと、
この男の子、走って逃げて行ってしまった。
まぁ、なにせ田舎の村だから、外国人など殆ど見たことがない。
外国人が突然、首に手を伸ばしてくるもんだから、走って逃げる。
私が子供時だって、きっとそうしただろう。
パナーが見かねて手伝ってくれたのだけど、写真を撮ろうとすると、今度はカメラが怖いらしく、なかなか撮らせてくれない。
この写真1枚撮るのにも随分と時間が掛かってしまった。
近づいて見てみると、硬貨だと言う事が分った。
それもカンボジアの硬貨だ。
現在カンボジア国内で、硬貨は流通していない。
今回はじめてカンボジアに硬貨があったと言う事実を知った。
カンボジアの硬貨は1993年、UNTACの協力により総選挙が行われた後に発行された。
全部で4種類あり、表には金額と発行年、そして、裏にはそれぞれ別の絵柄が彫られている。
500R-王様の紋章
200R-アンコール・ワット
100R-宗教省の紋章
50R-独立記念塔
この子が下げているのは、左側が100R、右側は200Rだ。
しかし、この硬貨、1996年には発行を止めてしまっている。
その為、なかなかお目にかかれない。
折角だからと思い、裏側も写真に撮ろうとしたら
また逃げられてしまったww
う~ん、村の子供は手強いww
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