久しぶりに、行きつけの自転車屋に顔を出した。
いつも汗だくでいくからか、水を出してくれたり、汗拭きを出してくれたりと、やたらと歓迎してくれる。
最近はカンボジアでも自転車がブームになりつつあり、高そうな自転車に乗ってる人も増えてきた。
自転車屋の主人も、未だ売り上げの主体はママチャリだけど、マウンテンバイクやロードバイクを買って行く人が増えた、と話していた。
ここにある自転車は、その殆どが日本から来ている。
日本の高校のステッカーが貼ってあったりして懐かしい。
ここだけでなく、この辺一帯の自転車屋では、まるでジャンク品のように、自転車が山積みにされている。
以前、弊社のガイド・シーちゃんが話してくれた事がある。
「子どもの頃は、車やバイクはおろか、自転車も殆どなかった。なので、自転車が今のオートバイくらいの値段がついていました」と。
何もなかった時代があったからこそ、現在のカンボジア国民の物欲が、段々と高まって来ているのを感じる。
それは需要が供給を生み、物流が出来、社会が回って行く、基本的なシステムに見える。
しかし、量を求め、質を求めてないのは量が無いからだろうか。
いや、物は無限にあると思っているのではなかろうか。
鉄やオイルが、まるでマンゴーのように、毎年採れれば何の心配もないのだけれど。
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