雨季だからと言えばそうなのだが、今月に入って急に雨の日が多くなった。
カンボジアの人達はそれを「プチュン・バン」だから、という。
「プチュン・バン」とはクメール語でお盆の事。
プチュンは集まる。バンは日本語と似た意味で当番の事を指すらしい。
プチュン・バンは15日間続き、その期日は毎年変わる。
今年は9月6日から9月20日まで。
そして、その15日間の間にお寺へご先祖様の供養へ行く。
時間のある人は何度でも行く。
お寺へ行く時は、家庭料理を持って行くのが決まりだ。
皆それぞれの家庭料理をお坊さんへ差し出し、ご先祖の供養をお願いする。
お坊さんの前には様々な家庭料理が並び、とても豪華な雰囲気となった。
日本人が行く場合はご先祖も日本人だろうから、日本の料理を持って行くのが良いらしい。
さて、「プチュン・バン」だから雨が降るという理由は、霊は暗くて冷たい所を好むから。
お盆になると冷たい雨を降らせ、それと共にご先祖がやって来やすい様にしているのだそうだ。
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