シェムリアップから車で1時間弱のところにある、サムロム村。
ここには弊社のベテランガイド・
サロンさんの実家がある。
先日、ピースインツアー東京の方々とインスペクションを兼ねて「牛車体験」をして来た。
まずこの村について驚いたのが、サロンさんと顔が似ている人が多い事。
それもそのはず、この村はサロンさんの親戚ばかりが住む村だと言う。
暖かい歓迎を受けながら、家の裏手に進むとすでに牛車が用意されていたので、早速乗り込む。
やっと一台通る程の村の路地を、人が歩くのと然程変わらない速さで牛車は進む。
村は不思議と静まり返っていて、車輪の軋む音だけが響いてくる。
やしのトンネルは時折、その隙間から心地よい日差しを引き込んでくれた。
途中、井戸端会議をしていた奥様方が手を振ってくれた。
まだここに来て30分と経っていないのに、心の緊張が解けて行くのを感じる。
やしのトンネルを抜けると一面の田畑。
雨季に入って田植えの時期になると、視界の全てが緑になるのだろう。
大量の雨でぬかるんだ道を、黙々と進む牛達の姿は、想像の中ですら健気で可愛らしい。
この辺りの田畑は全てサロンさんの親戚の物。
休憩時には、水撒きの仕方を見せてくれた。
その表情から農作業が好きだと言う事が伝わってくる。
社長の松永さんにも体験した頂いた。
結構な重さがあるらしく、その場でこぼすのがやっとだった。
サロンさんの親戚のおばさんが畑で採れた西瓜や、きゅうりを持って来てくれた。
見知らぬ土地に見知らぬ人。
なのに、何故か実家に帰ったような錯覚に陥る。
物ではない豊かさ。
それに触れる事の出来るカンボジアの田舎での牛車体験。
一度お試しあれ。
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