朝、外へ出ると風が冷たい。
カンボジアにも寒い時期はあったんだと思いながら、先日、自転車を漕いで目指したのはバンテアイ・スレイだった。
プラダック村に入る頃、民家の前に籾が並んでいた。
収穫したばかりの籾は水分を多量に含んでいるので、こうして乾燥させる。
そうすれば保存性が高まるのだ。
少し進むと稲刈りを行っていた。
辺りには自転車なども見当たらない。
家が近所なんだろうな。
夕飯は早速新米なのかもしれない。
ここを過ぎれば、遺跡も近い。
音楽のボリュームを上げつつ、スピードも上げる。
聞こえてくるのは
Foo FightersのLong Road to Ruin
シェムリアップを出て自転車を漕ぐこと、わずか1時間10分。距離30.31km。
バンテアイ・スレイへと到着。
「地獄を抜けると、天国は待っててくれる」
そう、デイブ・グロールは歌っていた。
ここは天国ではないけど、なぜかそのフレーズを思い出した。
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