まもなくカンボジアでは正月となる。
敬虔な仏教徒のカンボジア人たちは、正月の間の昼間は、お寺に行ったり、その為の準備をしたり家を飾ったり何かと忙しい。カレンダー上では、4月14-16日となっているが、すでに休みになっているところも多く、なんとなく、人が少なくなって来ている。
しかし夜になると、わらわらと若者達が集まって、踊ったり、遊んだりしている光景を見かけるようになって来た。カンボジアの正月の遊びというと、普段は男女が触れ合う機会がない為、出会いも兼ねているという話を聞いていた。
週末のバーストリートでは、カンボジアの遊びをやっていると聞いたので、行ってみる。
しかし、そこで繰り広げられていた光景は違った。
でかい欧米人が、綱引きをやっていた。
早速参加するも、男女の出会いといった雰囲気は一切なく、運動会なみの懸命さによる、男達の熱き戦いの場と化していた。
終わって見ると、大量の汗と手の痛さだけが残っていた。
観光客の多いバーストリートでは、「カンボジアの正月」といった感じはつかめないのかもしれない。
来週になれば、市郊外のほうで、カンボジアらしい遊びが見れるかもしれない。
しかし、誰でも参加できて、単純で、言葉がなくても理解できる綱引きはとても楽しかった。
男女の出会いはなかったが、知らないカンボジア人やアメリカ人と仲良くなった。
こういう出会いが海外にいる特権だと思う。
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