あけましておめでとうございます。
旧年中は大変多くのお客様にカンボジアへお越し頂き、誠にありがとうございました。
今年も何卒宜しくお願い致します。
カンボジアではすで正月を迎えましたが、まずは大晦日の様子からお伝えします。
カンボジアの正月は4月14-16日の3日間。
よって4月13日は大晦日に当たる。
敬虔な仏教徒であるカンボジアの人達は、新年を迎える当たって様々な準備をする。
まずは家の飾りつけ。
この時期どこの家庭にも、こういった星型の飾りがぶら下がっている。
1年間の感謝を込め、お坊さんにお越し頂き、読経をしてもらう。
読経の途中では、器に溜めた水に花を付け、花の先を振り、水を撒く。
水は穢れを祓い、場や人を清めるという考えは、他の宗教にも通ずる。
その後は、厄払いの踊り。
付け爪をした女性や狩人、鹿等が歌い、そして踊る。
途中、鹿は狩人に仕留められて、持ち去られてしまうのだが、その過程は実に面白い。
終盤には女性達が、ざると壺を持ち踊る。
その際に観客はお金を巻き功徳を積む。
女性達は歌い踊りながら、お金を集めて行く。
最後は、ソカン先生が水の入った器を持ち、花を振りながら、その場を清めて下さった。
こうしてカンボジアでは正月を迎える。
今回初めて、この一連の厄払いに参加させて頂いて感じたのは、場の一体感。
まるで、皆が同じ方向を向いて、同じものに共感を抱いたような雰囲気を味わった。
そしてそれが、とても神聖なものとして伝わって来た。
皆様にとっても本年が良い年でありますように。
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