午前10:05 アンロンヴェンを出発。
街中を抜け、少し進むと赤土の道路へと変わった。
しかし、しっかりと踏み固めてあり、凹凸も無くスムーズに進む。
また、途中にはローラー車や、ダンプが既に来ており、アスファルト化が進められていた。
アンロンヴェンから約100km程東へ離れたスラアェムという町で一旦休憩を取った後、プレアヴィヒアへ向け、進路を北へ向けた。
スラアェムからドンレック山までの約25km間はこれまでの景色から一変する。
直ぐ近くに見える山々。
山育ちの私は、山に向かっているだけで、気分が高揚してくる。
しかし、景色が変わったのはこれだけでは無かった。
軍の駐屯地である。
スラアェムの街を過ぎてから、急に増えてきた。
あからさまは兵器は目に付かないが、銃を持った兵士があまりに多い。
また、駐屯地の周囲には鉄条網が敷かれ、さらに無数のトーチカが眼に付いた。
一般の方が見たら異様と感じるかもしれない多さだ。
しかし、観光客向けにヴィラが建設中であったり、ローカルレストランが並んでいたり、今後観光客を増やしていく予定ではあるのだろう。
つづく
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